得るものと失うもの

明日は病院で目玉注射。
二回目なので前ほどの恐怖はありません。
効果は見えるのでとりあえず３ヶ月連続注射です。

左目が駄目になってちょうど７ヶ月。
運転が危ういのでと営業を外れ、部署や仕事内容も転々としながらも自分のやるべき道が少しずつ見えてきました。

支えてくれた周りの皆様に感謝です。

俺は子供の頃から目が悪くて、小学校に上がると同時に分厚いメガネをかけてました。
煩わしさにイライラしてた時に母から言われた言葉を思い出しました。

人はみんな平等だから、目の悪いあなたはその分、他にいいところがあるのよ。

当時の俺は、あぁ、目が悪い人はその分だけ耳が良いとかよく聞くなぁ。
とか思ってました。
もちろん自分も人より耳が良くて、地獄耳とか言われたし。

いま、左目が駄目になって、母の言った言葉を振り返るとちょっと違う意味だったのかもと気付きました。

目が見えないからこそ、辛さがわかる。大変さがわかる。
そうして人に優しく接する事が出来る、のではないかと。

ヤケになりそうな自分を抑えながらあっという間の７ヶ月だったけど、周りの人の優しさが本当に身にしみました。
３ヶ月を超えた頃からはお客様からわざわざ「元気か？無理するなよ？」とたくさんの労いを頂きました。

明日からの注射治療でどこまで良くなるかはわからないけれど、少しでも良くなるといいな。

治ったらきちんとお客様一人一人に挨拶したいです。
もう大丈夫です！心配かけました！と。